【USUM S13使用構築】ツボゲンスイ【最高1952 最終1722】
【はじめに】
皆さん初めまして。WINDYと申します。S13お疲れ様でした。結果はあまり振るいませんでしたが、ツボツボ入りの構築記事はまだ多くなく、少しでもこのポケモンを使いたい方の参考になればということで記事を書くことにしました。最後まで読んでいただければ幸いです。記事の最後に本構築のQRパーティも紹介していますので興味の湧いた方はぜひ使ってみてくだざい。
【使用構築】
【構築経緯】
S13の中盤までは受けに重点を置いた構築を使っていたが、上から複数回技を被弾するので運負けしやすく(グロスに怯まされたり急所貰ったり麻痺らされたり凍らされたり)労力の割にレートが伸びなかった。そこで攻めに重点を置いた構築を使うことに決め、ツボツボの展開から制圧していく構築を考えた。ツボツボは初手にグロスレヒレジャローダを呼びやすいので、それらに強くネットステロ展開との相性も良いメガゲンガーを採用。ツボツボとの相性が良いZ枠としてカミツルギを採用。ネットの効果を加速で打ち消してくるバシャーモやメガゲンガーであまり相手したくないミミッキュガルド、スカーフのランドロスをケアするためにランドロスを採用。特性により加速するアゴやゲコマンダガルド辺りをある程度相手でき、カミツルギの呼ぶカグヤに強く受け構築への詰ませ性能も高いスイクンを採用。@1として始めは浮いているスカーフ持ちにも強くなれて並びでガッサのケアも出来るスカーフテテフを採用していたが、18帯辺りから選出率が極端に落ち、構築でクチート軸やゴーリが重くそもそも鋼タイプの処理ルートも不足していると感じていたのでウルガモスを新たに採用してひとまず完成とした。
【コンセプト】
・シンプルな試合展開で勝つ
・選出誘導により初手出し勝ち、有利に試合を進める
・上から制圧する
【個別紹介】
ツボツボ@レッドカード 頑丈 慎重
技構成:岩封/ステロ/ネット/アンコ
実数値:127-30-267-27-292-10
努力値:H252 B132 D124
HB:陽気メガギャラの+1滝登り確定耐え
HD:特化テテフのPFサイキネ2耐え
ゲンガー@メガ石 のろわれボディ→影踏み 控えめ
技構成:シャドボ/ヘド爆/めざ氷/気合玉
実数値:135-76-100-244-116-182
努力値:C252 D4 S252
C:環境のほぼすべてのメガメタグロスをシャドボでワンパン
ヘド爆でH252レヒレが62.5%の乱数1発
S:最速ジャローダ抜き
カミツルギ@ノーマルz ビーストブースト 陽気
実数値:155-207-152-71-58-176
努力値:H164 A44 B4 D52 S244
HB:特化ミミッキュの+2シャドークロー+影うち確定耐え
HD:特化テテフのPFサイキネ確定耐え
S:最速ズガドーン抜き
A:余り
ランドロス@混乱実 威嚇 腕白
技構成:地震/岩封/ビルド/身代わり
実数値:196-168-143-112-108-114
HB:特化メガクチートの-1じゃれ2耐え
A143ミミッキュの+1ミミz確定耐え
S:-1ウツロイド抜き
D:余り
スイクン@残飯 プレッシャー 図太い
技構成:熱湯/凍風/瞑想/身代わり
実数値:205-74-154-110-135-135
努力値:H236 B36 S236
身代わりにタイプ一致イカサマが13.1%~16.0%
S:最速70族抜き
ウルガモス@炎z 炎の体 控えめ
技構成:放射/さざめき/羽休め/蝶舞
実数値:177-58-110-176-126-138
努力値:H132 B196 C36 D4 S140
HB:特化ミミッキュのゴーストz+影うち確定耐え
C:11n
S:+1で最速135族抜き
【個別解説】
ツボツボ
ネットとステロを両立でき、高い耐久と特性による行動保証があるのが魅力。襷を持たなくて良いことから、相手の積み展開やバトン展開に刺さるレッドカードを持たせた。技構成はこれで完結していると思う。このポケモンを毒などの絡め手で処理しようとして、行動回数を稼がせてくれる相手に対してはかなり有利な試合展開を作ることが出来た。レートが上がるにつれて挑発持ちのゲッコウガが増加したり、高火力2発で処理されることが増えたので、そうした試合展開が予想される時にはこのポケモンのサポートが本当に必要か考え、初手で優先度の高いサポートのみ行って退場するor裏に置いて試合中盤から展開するor選出しないなど動かし方を工夫した。あとはとにかく起点にならないように気をつけた。
ゲンガー
本構築唯一のメガ枠にしてエース。性格を控えめにすることで、コケコゲンガーと同速勝負をしたりゲコアゴや速いマンダの上をとることは出来なくなったが、ツボツボが初手に呼ぶグロスやレヒレをワンパンしてeasy winを拾えたり、ネットステロ展開後の制圧力が向上したのでこれで良かったと思う。技構成は強力な追加効果のメインウエポン2種類に対応範囲を広げるめざ氷と気合玉とした。気合玉は体感85%くらい当ててくれました。
ネットステロ展開後の制圧力の高いz枠。構築で重めなメガギャラに強かったり、ゲンガーの苦手なミミッキュにもそこそこ強かったり、高火力のz技により半減だろうが無理矢理削って裏の圏内に押し込む動きも取れるので使用感は良かった。ナットレイやカビゴンの相手をするためにサブウエポンには聖剣を採用した。
ゲンガーが苦手なミミガルドクチートバシャスカーフランド辺りに強く出られる。Dにも努力値を割くことで多少削れた状態からでもメガバシャのめざ氷を耐えてくれるようになった。技構成はメインの地震、エースが上から制圧する展開を維持したり浮いている相手への打点となる岩封、ツボツボのアンコールやスイクンの熱湯火傷との相性が良くトリルターン稼ぎに使える身代わり、自身が詰め筋となれるビルドとした。
カバマンダ系統のパーティに出せたり、激流ゲッコウガを誤魔化せたり、アゴを止めて貰ったり、カグヤを起点に出来たり、受け構築にも出せたりと幅広い構築を相手に活躍してくれた。特に対受け構築の性能は想像以上だった。技構成は追加効果が強すぎる熱湯、エースが上から制圧する展開を維持したりマンダなどへの打点となる凍風、ツボツボのアンコールや熱湯火傷との相性のよい身代わり、自身が詰め筋となれる瞑想とした。
最終日目前に新たに採用した枠。このポケモンのおかげでラティクチなどの構築を相手しやすくなった。対ゴーリに関しては運が悪すぎて全く勝てなかった。十分考察出来ていないので調整や技構成に関しては構築に合わせた改良の余地があると思う。炎z自体の使用感はかなり良かった。
【選出パターン】
vsカバマンダガルド
ほぼこれ。ツボツボで場作りしてスイクンで相手を削りゲンガーで詰める。
vsカバリザテテフミミッキュ
@1 ネットステロどちらも撒きたいのに火力高すぎてどちらか一方だけになることが多く厳しい相手。ガッサいるとほぼ無理。
この手の構築のリザはXが多い印象なのでランドの刺さりが良い。ミミッキュ処理出来ればツボゲンの通りも良好。
@1 初手にグロスレヒレがやたら来るので初手ゲンガーが多かった。ゲンガーの通りがかなり良いので@1の枠でヒトムを上手く削りたい。
vsガルランドゲコミミガルド
() ガルド居なければツルギも出しやすい。火傷全く引けないと結構しんどい相手。弱点の先制技多すぎてゲンガーは出せない。中速が多くステロの刺さりも悪いのでツボツボも微妙か。
vs襷ランド始動の積み構築
or 大体ランドから入ってステロ→攻撃と動いてくるので、初手にツボツボ出してネット→ステロと動くことで、レッカで出てきた相手エースのSを下げつつランドの襷を削れる。ギャラがいたらツルギを出したいがそれ以外は割とゲンガーを出していた。
vsゲンガー軸
() レッカでない期待か初手ゲンガーが多い印象。攻撃されれば確実にネットを踏ませられるので初手ツボツボが安定だが、身代わり→鬼火で火傷ダメでツボツボを削った後祟り目で処理されると負ける。一度しかされたことはないが。相手にカビゴンがいる場合はカミツルギで対処するか削り入れてゲンガーの気合玉当てる。
vsロップ軸
@2 ツボツボを展開出来る場合が多いので初手にツボツボ。後は裏の鋼枠倒せるやつと通りのいいやつ。
vsポリクチ
@1 構築に挑発持ちがいない関係でトリルはほぼ確実に展開させてしまうので、身代わりや羽休めなどでトリルターンを枯らしながら相手していく。ガモスがミミクチ辺りを焼いてくれると多少楽になる。
vsラティクチ
@1 ガモスの通りがいいので、いかにその障害となるスカーフランドロスやレヒレを除くか。
vs受け構築
or ステロダメージが大事であり、相手の高速アタッカー枠を機能停止させたいのでツボツボを序盤に展開したいが、挑発持ちのムドーなどが来そうな時はゲンガーから入ってメガ進化しておき、後投げラッキーにツボツボ投げて展開することが多かった。ゲンガーのパワーが高いので、ヒトデは基本的にゲンガーでゴリ押して突破していた。
vs雨パ
@1 裏選出をされることもかなり多い。この2体を基本に頑張る。無振りナットの種ガンは2発までならスイクンの身代わりが耐えるので、受け出し時に焼けば強引に起点にして雨下の瞑想熱湯で突破出来なくもない。雨が上がればラグよりスイクンの方が速いことを忘れないようにしたい。
vs砂パ
@2 残りの枠は裏を見て。ツルギやゲンガーの通りが良かった気がする。
vsゴーリ入り
@2 残りの枠は裏を見て。このポケモン使ってるヒト嫌いです。
vsバトンパ
@1 ステロを撒かせないようにしながら相手の起点作り要員を処理し、相手に適当に負荷をかけ、エースに繋ぐところでツボツボを出してレッカで展開をリセットする。その後ツボツボで場を整えてこちらのエースを通しにいく。ゲンガーを出すことが多かった。
【苦手なポケモン】
キノがッサ
対策を組み込めなかったのでゲキ重。ツボツボの最速起きに期待するかゲンガーで無理矢理対処するか。
ジャラランガ@z
フェアリータイプいないのでしんどい。ツボツボのレッカで無理矢理対処するしかない。
ボーマンダ 速い両刀
終盤に多く見かけた。ゲンガーが上から地震でワンパンされるしスイクンへの捨て身反動+凍風を耐えられることが多く、かなりしんどかった。
【終わりに】
ここまで読んで下さってありがとうございます。自分にしてはかなり少ない対戦数で19に到達出来ていたので、1952までいけたときは20にもきっと乗れると思っていたのですが、そこから苦手なキノがッサやジャラと連続でマッチング、ゴーリには当然のように零度を当てられ、ズルズルとレートが溶けてしまい再び上げることが出来ませんでした。レートが上がっている時はこれらのポケモンとあまりマッチングせず、相性の有利な受け構築との対戦が多かったので、単に運が良かっただけで、まだまだ実力が足りていないのだなと思わされました。
少しポケモンの対戦に疲れたのでしばらくレートからは離れようかと思いますが、またしばらくしたら戻ってきてもっといい結果を出せるように頑張りたいですね。次は20に乗せた構築記事を書きたい・・・
それではこの辺りで失礼したいと思います。マッチングした方々は対戦ありがとうございました。改めてS13お疲れ様でした。
最後に結果の写真を載せておきます。
TN WINDY 最高1860 最終1782 ※別構築を使用
TN Sophie 最高1952 最終1722
何か質問などあればTwitterの@PokeWindyまでお願いします。
【QR】
この構築のQRです↓ 良かったら使ってみて下さい。